療育をしていく中で子どもたちから学ぶこと・絵本の紹介 ~気持ちに寄り添う・相手の気持ちを思いやること~
みなさんこんにちは(^^)
RYDJrの海老原です!
最近、急に梅雨が明け、厳しい暑さが続いております。教室でも水分補給をこまめにとることを徹底しております!💦
~こどもたちから日々学ぶこと~
入社してから約4か月間子どもたちと過ごし、たくさん子どもたちから学ぶことがあります。
教室に通うお友だちの中には、忘れ物をしやすい子・ちょっとしたきっかけで癇癪を起しやすい子・頑張りすぎてしまう子・話をとにかく聞いてほしい子・手先がとても起用な子・周りのお友だちのお世話をすることが好きな子・言葉を発することが難しい子
いろんなお友だちがいます。
入社した当時は「1人1人の特性に合った療育をするべきだ」そんなことを思って過ごしておりました。しかし、日々子どもたちと過ごしていく中で間違っていたなと思いました。 ADHDはこういう特性です!なんていうのは違うなと思いました。例え同じ特性を持ったお友だちがいたとしても全く同じ性格、症状ということではなく、特性はその子の1部分として見られるところであるのだと感じました。
RYD教室のお友だちはお互いに助け合う姿も多く見られます。(例えば、指示されてすぐに動くことができないお友だちがいたとしたら一緒に準備をする・運動遊びが難しいお友だちがいたら2人1組になり一緒に参加する…)
RYDJr教室のお友だちもSST(ソーシャルスキルトレーニング)を行い、自己理解・他者理解の向上に努めておりますが、まだまだ自他の理解が乏しい部分もあります。今後も他者との関り方(言葉)と自己の感情への理解の向上を目標に日々の療育に力を入れていきたいと思います。
~子どもたちの心の成長~
最近はRYDJrのお友だちの中で「疲れたから休みたい」「イライラするから1人になりたい」「ごめんね」を伝えられるようになった子も増えております。自分の気持ちを言葉にすること、他者へ気持ちを伝えることは簡単なようで難しいことだと思います。
相手を思いやる気持ちも日々身についていると強く感じます!私も子どもたちの姿を見て素直に言葉にすることを心がけたいと思いました。(^^)
~絵本の紹介~
ここで少し絵本の紹介をしたいと思います。
私が小学校低学年の頃に母からプレゼントでもらった絵本を今でも大切に保管しています。
その本は「っぽい」(ぶん・え:ピーター・レイノルズ やく:なかがわちひろ)という絵本です。
主人公のラモンという子が大好きな絵を描くことを通して自由な考えを身につけていくストーリーとなっております。
私は、この本を読み「こうでなければならない」「こうしなきゃいけない」という考えをやめようと当時感じました。どうしてもマニュアルのようなものがあり、それに沿って考えてしまうという方も多いと思います。
私もいまだにそのように考えるときもあります…しかし、この本を時々読み返すと「もう少し自由に考えよう」そう思えます。
もし、気になる方がいらっしゃれば一度読んでみてください★
~こどもたちにとの関りで大切にしていること~
子どもたちの中にも特性上、こういう順序であってほしい…1番であるべきと考え、失敗した時に癇癪を起してしまう、馬鹿にされていると感じてしまう子もいます。すべてが悪いことではなく、それもその子の素敵な考え方であると思います。
しかし、”勝ち負け”が全てではなく頑張ることや楽しむことが大切であること、お手本が正解ではないことを伝えるようにしています。
~今後の抱負~
今後もRYDJr教室では、みんなで楽しめる運動遊びもたくさん取り入れルール・お友だちとの関わり方を一緒に学んでいきたいと思います😊