事業所内でのコミュニケーションと児童の言葉の発展
こんにちは。(*^^*)
総合療育センターつくば東教室です。
桃の節句を過ぎ、ようやく春めいてきました。!(^^)!
~児童とのコミュニケーション~
私たちの事業所では、児童とのコミュニケーションを重視しています。幼児期は最も将来の成長に繋がる大切な時期で、この時期の経験が青年期、大人へとなった時の人間性や価値観を大きく変えていきます。
そこで私たちは、児童の発言、質問にただ答えるのではなく、自分で一度考えさせる、また児童の言葉の使い方に間違いがあれば、ただ指摘するのでなく本人に考えさせ、それでもわからなければ答える。こういった、児童に自ら考える経験をさせる経験を日常で与えています。それが、将来困難や知らないことに直面した際に、自ら考え、解決することのできる人間になる手助けになってくれると信じています。
~具体的に~
それでは、具体的に事業所内であった児童の成長について書こうと思います。
とある日に事業所内にて、児童と将来の夢の話をする機会がありました。最初にその児童の話した将来の夢は、「パトカーになりたい」というものでした。最初は子供だしこういうものかとも思い「頑張って」と答えましたが、話をしていくと今度は「パトカーに乗ってみたい」というものに変わりました。そこで私は、もしかして自分の思考をうまく言葉にできていないのではないかと考えました。それならばと「どういう立場で乗りたいか」といった質問をしていくと、「警察官になりたい」という具体的な内容になりました。さらに、パトカーに乗りたいからではない警察官になりたいその理由を聞いていけば、「困っている人を助けたいから」という理由を答えてくれました。
初めは「パトカーになりたい」というふわふわとした夢が、コミュニケーションによって「困っている人々を助けるために、警察官になりたい」という具体的かつ明確な夢になったのです。それも、私からは言葉を教えていないため、自分の頭にある言葉を自分の考えと結び付け、正確に言葉に出来たということです。これは、他者とのコミュニケーションでなければ起きなかった、大きな成長だと考えています。
↓コミュニケーションの様子↓
~最後に~
上記の内容以外にも、小さいことも合わせれば、それこそ毎日児童たちはコミュニケーションによって成長しています。私たちはこれからも、子供の成長を第一にコミュニケーションを行っていきたいと思います。これからも何卒、宜しくお願い致します。